株式会社ナレッジセンスは2026年4月30日、ブラウザ操作を自動化するエンタープライズ向けAIエージェント「Cowork」のベータ版ユーザー募集を開始しました。同社が提供する法人向け生成AIサービス「ChatSense」上で稼働し、従来のRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の課題を解決する新サービスとして位置づけられています。
RPAの課題を解決する自律型AI
業務自動化ツールとしてRPAは多くの企業で導入されていますが、いくつかの運用上の課題が存在します。画面レイアウトの変更で動作が停止する脆弱性、シナリオ設定・管理に専門人材が必要な属人化、そして導入・構築に要する高コストです。
Coworkは、こうした課題に対する代替手段として設計されています。自然言語による指示により、AIが状況判断を行いながら自律的に動作するため、画面レイアウト変更への耐性が高く、特定担当者への依存を軽減します。
Coworkの主要機能
Coworkは以下の特徴を備えています:
1. ブラウザ操作の全面自動化
ChatSense上で指示するだけで、検索・フォーム入力・データ収集など、ブラウザ上のあらゆる操作を自動実行します。専門知識や事前設定を要さず、誰でも即座に業務自動化を開始できます。
2. 複数ツール間の横断処理
ブラウザ操作に加え、Excel・PowerPointなど複数アプリケーション間の連携作業に対応します。データ収集からレポート作成まで、一連の業務プロセスを一気通貫で自動化可能です。
3. 壊れにくい自律型アーキテクチャ
RPAのように事前にシナリオを構築する必要がなく、AIが動作状況を判断しながら柔軟に対応するため、レイアウト変更時の再設定負荷が大幅に削減されます。
4. エンタープライズグレードのセキュリティ
許可されたサイトのみで自動化が進行する設計となっており、意図しない操作実行を防止します。また、高リスクと判定されたアクションは自動検知され、ユーザーに最終確認が求められるため、企業の情報セキュリティポリシーに準拠した安全な環境を実現します。
ChatSenseとの統合
Coworkは、同社が提供する法人向けChatGPTサービス「ChatSense」の新機能として実装されます。ChatSenseは、OpenAI社のChatGPTをセキュリティ強化した形で企業に提供するサービスであり、以下の特徴を持ちます:
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チャット内容をAIの学習データから遮断する機能(全プラン対応)
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プロンプト社内共有、メンバー一括管理、フォルダ整理など豊富な独自機能
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初期費用無料・最低利用期間なし、月額課金で1名から利用可能
ベータ版の提供方法と利用条件
ベータ版は2026年4月30日より募集を開始し、5月初旬から順次利用環境を配布予定です。既存ChatSenseユーザーは営業担当者経由で応募でき、新規企業はWebフォームからのお問い合わせが必要となります。月額課金制で、1名から、1ヶ月のみの短期利用も可能です。
市場インパクト
SaaS領域での業務自動化ツール市場では、RPAの限界が指摘される中、生成AIを活用した自律型エージェントへの転換が加速しています。Coworkのようにインターフェースの変更に強く、人材育成コストが低い自動化ソリューションは、エンタープライズ市場における新たな選択肢として機能する可能性があります。
まとめ
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ナレッジセンスがブラウザ自動化エージェント「Cowork」ベータ版を2026年5月から提供開始
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従来RPAの「脆弱性」「属人化」「高コスト」という課題を自律型AI により解決
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複数ツール間の横断処理、高リスクアクション自動検知などエンタープライズセキュリティ機能を装備
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ChatSenseと統合され、月額課金・短期利用対応で導入障壁を低減